途中、電車の中からメールを送ると
すでに飲み会が終わりホテルの部屋にいると
彼からの返信。
私の方が先に目的地に着き彼を待つ予定だったのに
こんなことなら時間など潰さずに向かえば良かったと
電車の中で走り出したい気分。
　
自ら、彼と一緒にいられる時間を
２０分位短くしてしまいました。
　
　
「駅まで迎えに行こうか？
　それともダイレクトで部屋に来る？」
小雨が降る中、迎えに来てもらうのは
少し気が引けたのですが、
来てもらえればそれだけでも早く彼に逢える。
甘えてしまい、駅まで来てもらいました。
　
　
　
階段を上り改札口へ向かうと
すぐその横に彼の姿が。
思わず顔がほころんでしまう私。
１ヶ月半ぶりに逢う彼に、
抱きついてしまいたい気持ちを抑え　
人混みの中、小さな彼の傘に一緒に入り
彼の滞在しているホテルへ向かいました。
　
いつもは嫌いな雨も、
同じ傘に入ることで彼との距離が縮まり
少しだけ嬉しく感じられました。
　
　
　
・・・つづく