その後、シャワーを浴び服を着て
夕食のために外出しました。
電車に乗りお店に向かう間、
ずっと彼と腕を組むか、手を繋いでいました。
夫は横に並んで歩くのを嫌がる人。
横に広がると邪魔だと言われます。
そんなクセが付いているので
少し狭い場所で手を離して彼の後ろに回ったら
「どうして離すの？繋いだままでも大丈夫だよ。」
と言われてしまいました。
歩道を歩く時には自分が車道側になるように
しているそう。
なんて優しい人。
いつも夫に気を遣っている私には
彼の全ての行動が申し訳なく感じてしまいます。
電車に乗り着いた先は、
真ん中にグランドピアノがあるお店でした。
歌を聴きながら彼といろんなお話。
やっぱり生演奏はいいものです。
つい、彼の話をそっちのけにして
歌に聴き入ってしまい、失礼をしました。
それでも、私が楽しんでいるのを見て
ここへ連れてきて良かったと言ってくれました。
お酒を飲みいい気持ちになったものの、
２人ともお腹が少しもの足りず
そのお店を出てからラーメンを１杯食べて
ホテルに戻りました。
帰りの電車の中でも
私が持っていたコートで隠しながら
ずっと手を繋いだまま。
常に彼とどこかが触れている。
・・・とっても幸せ。
部屋に戻ると、彼は車に忘れた物を取りに行き
私はその間に昼間とはまた違う
いやらしい下着に着替えて待っていました。
・・・・・続く
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