2ntブログ
女性にだって性欲はあります。私、淫乱でいやらしい女なんです。

雨・・・夜・・・桜
 
昨晩、少し調子が悪く横になっておりました。
22時過ぎ、なんの予告もなく
突然、携帯電話が鳴りました。
見ると、今一番心の繋がりを感じられる彼。
仕事の後の懇親会(?)が終わり
酔っ払っていい気持ちになり
私に電話してきた様子。
 
「今、どこにいると思う?○○○にいるよ。」
それは私の家からほんの2駅ほどの場所。
そんなはずはありません。
彼が住むところは飛行機で数時間かかるのですから。
「酔っ払って何を言っているの? 嘘ばっかり。」
「本当だって!今いる所から見えるのは、
 ○○でしょ、○○でしょ・・・」
エイプリルフールには1日早く
話を伺っているとどうも本当らしい。
 
具合が悪かったのも忘れ
ジーンズとシャツを羽織り
私は家を飛び出しました。
 
 
 
タクシーを拾い、彼がいる場所を告げました。
そこへ向かうほんの5~6分の間も
まだ彼がそこにいるのが嘘なんじゃないかと
疑いながら・・・。
 
いるはずの場所に着き少し歩くと
本当にその彼が立っていました。
まさか会えると思っていなかった私は
まるで夢を見ている心地でした。
 
仕事でこちらへいらしたそうですが、
私と会う時間が作れるかわからなかったので
連絡は控えていたそう。
飲み会が終わり、時間があったので
電話をくれたのでした。
 
その彼とお目にかかる時には
いつもスカートで爪にはマニキュアを塗り
それなりに恥ずかしくない格好でしたが、
昨日は具合も悪く急に着替えたので
ジーンズにシャツ、顔もほぼスッピン、
爪にも色が無く肩から鞄をぶら下げ
今までには見せたことのない姿でした。
でも、彼はそんなことには構わず
「スッピンのアールグレーもいいね♪」
とおっしゃって下さいました。
 
雨が少し降り始めたので
私達は駅まで急ぎ、
彼の宿泊するホテルへ向かいました。
 
電車に乗り、彼と並んで座ると
向かいの窓に二人の姿が映っていました。
私はまだその彼と一緒なのが信じられず
不思議な気持ちでした。
 
駅に着き外に出ると
雨がぱらついていました。
ホテルの方に向かい歩き出すと
満開の桜が数本、ライトアップされているのが見えました。
彼の持っていた小さな折りたたみ傘に一緒に入り、
その桜を見ながら、プチお花見が出来たようで
とても嬉しかったです。
 
 
・・・つづく


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