彼の予約したホテルは、全室がシングル。
そこに忍び込むのは無理と判断し、
私も別の部屋を予約。
これなら問題ありません。


彼は仕事の後に新年会があるとのことだったので
一人で食事を済ませ、ホテルの部屋で帰りを待ちました。



彼は新年会の2次会を断り、ホテルへ戻ってきてくれました。
ほんの少し飲み足りないとのことだったので
ホテルの近くのお店へ飲みに出ました。

今月は彼の誕生月。
少し早かったけれど、ビールで乾杯。
新年会で飲んできた彼は、すでにかなり酔っている様子。
普段はそんなにしゃべらない彼が
酔うととても饒舌になります。
大きな声でよくしゃべるので、ちょっと恥ずかしかったりして。

そんな様子だったので、
この一年間くらいずっと思っていたことを聞いてみました。


私の気持ちはいつになっても変わらない。
彼の気持ちがどう変化しているかわからないので
その温度差がとても怖いと。

はっきりとした答えをもらうのは怖かったけれど
（言い方がよくないけれど）曖昧な答えはもらえました。
一年くらい悩んでいたことがスッキリし
心がスーッとしました。

とりあえず今は、これでいいのかな。


お店を出てホテルへ戻るとき
彼が自然に腕を差し出しました。
なんとなく照れくさかったけれど
その腕につかまり、ホテルまで戻りました。





つづく