仕事の後、家で一人になる時間を短くするため
フラフラと寄り道をしていました。
あるお店にいる時、バッグの中で電話が震えました。
メールだと思っていたらいつまでも続いているので
取り出して見てみると、
画面に表示されているのは彼の名前。
それもメールではなく「着信中」となっていました。
慌てて出たものの、その場所は電波が悪いようで
上手く聞こえず、私は慌ててお店を飛び出しました。
「久し振り。」
愛しい彼の声は少し疲れているようだったけれど
優しくスーッと私の体の中に入ってきました。
仕事からの帰宅途中にかけてくれたのでした。
一ヶ月近く聞いていなかった声に
涙を堪えるのに必死。
話したいことがいっぱいあったはずなのに
急なことだったのでたいしたことも言えず
切った後にあれもこれもと思い出しました。
もう一度お店の中に戻り
用を済ませ家に向かったのですが、
あまりの嬉しさに気持ちが悪くなって
吐きそうになってしまい、道端にうずくまる私。
なんとか家に戻り、今は落ち着いています。
あぁ~、なんで彼の声を録音しなかったのかしら。
今頃気付きました。
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