空港の駐車場が近付いてくると
私はどうしても湧き上がってくる涙が抑えられず
泣いてしまいました。
でも、後ろは振り返らずに
次に会える時を楽しみにしていかなければなりません。
　
彼は私の笑顔が好きだと言ってくれるから。
　
駐車場に車を止め、そのまま少し会話。
でも車の中の空気が重たくて
押しつぶされそうでした。
　
１時間後には彼と離れなければなりません。
空港の建物へ移動し、一緒に食事をすることにし
カウンターで荷物を預け、レストラン街へ上がり
軽く食事を済ませました。
　
その後、出発ゲートの前のベンチで
手を繋いだまま最後の時間を過ごしました。
「私、泣かないから。」
そう言いながらも涙がこぼれそうに。
　
離陸まであと３０分。
もう行かなければなりません。
涙を堪えながら彼と離れ
私はゲートに向かいました。
荷物チェックを済ませ振り返ると
彼が笑顔で立っていました。
私はその場を離れることが出来ず
手を振ってばかり。
お互いにその場を離れられず
「早く行ってよ！」
と口が動いているのがわかりました。
そしてほぼ同時にそこから移動しました。
　
　
　
着陸前、見慣れた景色に日常へ引き戻される私。　
　
　
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彼とのことはもう過去の話。
胸の奥にしまって、
日常へ戻らなくては。
　
次の約束はまだありません。
私がまた会いに行くことが出来るか、
彼が出張でこちらに来ないと会えないでしょう。
　
でも、これからもずっと大切にしたい相手。
私はこの彼に会えたことをとても感謝しています。
　
これからもずっとずっと続きますように。
　
どうもありがとう。