2ntブログ
女性にだって性欲はあります。私、淫乱でいやらしい女なんです。

逢瀬・・・始まり
 
土曜の朝、まだ街が眠っている頃
私は彼に会いに行くため家を出ました。
それでもさすがにGWの初日、
空港へ向かう電車は結構な人の数。
  
空港で荷物を預け
まだ寝ているだろう彼にメールを送信。
出発の時間を待つ間、
椅子に座って本を読んでも
内容が頭に入って来るはずもなく
ただ文字を目で追っているだけ。
そのうちに搭乗時間に。
GWのせいなのか、滑走路も渋滞中。
飛行機のドアが閉まってから
30分近くも離陸待ち。
1分1秒でも早く彼の元へ飛んで行きたいのに。
 
普段、飛行機に乗る機会が無い私には
それだけでもう非日常の世界。
心はすでに空の上。
 
 

 
無事に彼のいる街に着陸し
荷物を受け取りゲートを出て彼を捜すも
私の視界に彼の姿は無く一瞬不安になりました。
携帯電話には「待っています」との
連絡があったので、きっとどこかにいるはず。
人の波が収まると、彼は後ろの方で
笑顔で立っていました。
 
以前話した時に、私が遊びに行った時に
してくれると言っていたことがあったのですが
彼はすっかり忘れていた様子。
駐車場へ向かい歩きながら
「ねぇ、空港で会った時にハグしてくれるって
 言ってなかったっけ?」
「あぁ~、忘れてたぁ。」
 
でも、しないでよかったのかもしれません。
私を迎えに来る時に、空港の中で
知り合いとすれ違ったそうですから。
 
車に乗る前にトイレに行ったら
なんと私はすでに下着を濡らしておりました。
まだ何もしていないのに・・・いやらしい私。
いったい何を期待しているの?
 
 
  
ホテルのチェックインまでは3時間ほどあったので
彼は愛用のお気に入りの車でドライブがてら
海を見に連れて行ってくれました。
 
青い海、波の音、青い空。
 
砂で足下が不安定でヨロヨロ歩いていると
彼は手を差し出し私を支えてくれました。
手を繋ぎ歩くことがどんなに嬉しいか。
 
並んでベンチに座り、ただ海を見ながら波の音を聴き
このまま時間が止まってしまえばいいと、
彼と一緒の時間がずっとずっと続けばいいなと・・・。
 
海を見て思い出した、若かった頃の思い出を
彼は少しずつ話してくれました。
ちょっとずつ、今まで知らなかった
彼の違う部分を知るようになり、
彼との距離が今まで以上に縮まった様な気がしました。
 
 
お昼も近くなりお腹が空いたので
私が以前から食べたくてお願いしていた
その街の名物を食べに行きました。
正直な感想は「こんな物か・・・」と。
彼も初めて食べたそう。
意見は同じ。(笑)
一度食べればもういいねって話しました。 
 
 
その後、ホテルへ。
チェックインの時、私達はどう見られたのでしょうか。
歳は近いから夫婦に見えたかな。
でももう、どう見られても構わない。
私達はこれから2日間、欲望のままに愛し合うのだから。
 
 
 
 
・・・・・続く

 

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