近くの小学校で今日入学式がありました。
そこは私が卒業した小学校。
仕事へ向かうために歩いていると
大きなランドセルをしょった子供と
お父さん、お母さんが何組も
学校に向かって歩いていました。
私が小学校へ入学した頃は
お父さんが仕事を休んで入学式に出るなんて
ほとんどありませんでした。
今は違うのですね。
そんな家族の姿を見ながら
あぁ~春なのね、と微笑ましく感じながらも
私の心の中にはもう一つ別の感情が
湧き上がってきたのです。
同年代、いえ、私よりも少し若いご夫婦でしょう
その入学式へ向かう家族達は。
昔は私も、いつか自分の子供の手を繋ぎ
入学式へ行くのだろうと思っておりました。
ところが、残念ながら子供には恵まれず
夫婦二人だけの生活になり
それなりに楽しいこともありますが、
家族の風景を見るととても悲しくなります。
大好きな夫の子供を産みたかった。
・・・でももう叶わぬ願い。
子供が大好きな夫。
きっと自分の子が欲しかったに違いありません。
夫が甥や姪と遊ぶ姿を見るのも辛いことがあります。
この感覚は時間が解決してくれることもなく
仲良さそうな家族を見たりすると
いつになっても心の奥から湧き上がってきます。
きっと、一生付き合っていかなければいけない
私の心のしこりなのでしょうね。
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