久しぶりに何もなかった日曜日、
お昼過ぎまで布団の中でゴロゴロし
午後から苦手な家事をしておりました。
ふと、遠距離彼の声が聞きたくなり
携帯電話を手に取りました。
「元気?」
「おう!どうした?」
「どうもしないけど・・・。」
「そっか。」
他愛のない世間話をし、
それでもやはり気になるのは仕事のこと。
「やっぱりどうなるか気になっちゃってね。」
「俺もなんだ。
なんだか落ち着かないよ。
今週中にはハッキリするはずだけど。」
「わかったら教えてね。昼間でも構わないし。」
「おう。
でもな、本当に行くとなったら
ここも引き払わなくちゃならないだろうし、
結構忙しくなりそうだ。」
単身赴任のために会社が用意してくれた部屋。
そのままにして行く訳にはいかないから
一度こちらに荷物を持って
戻らなければならないでしょう。
・・・忙しそう。
気になる。
彼の仕事のこと。
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