夜、無性に彼の声が聞きたくなりました。
そうは言ってももう話が出来る時間ではありません。
携帯電話を手に取り、以前彼が入れてくれたほんの数秒の伝言を
何度も何度も再生し聞きました。
少し酔った陽気な声。
彼の優しい声に、なぜか涙がポロポロとこぼれ
嬉しさや寂しさ、言葉にならない感情が湧いてきて
一人布団の中で声を出して泣いてしまいました。
私はそのまま、泣き疲れていつの間にか眠ってしまったようです。
今日は2月14日。
私は今年2つチョコレートを用意しました。
1つは夫に、1つは彼に。
今日、手元に届くように送ったのですが
ちゃんと受け取ってくれたでしょうか。
夫はきっと、何も言ってこないでしょう。
そういう人だから。
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